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皆さん、こんにちは

本日、紅白歌合戦の出場歌手が発表されるようですね。

報道では、スーパーで歌が流れ出すと子供が一斉に歌い踊りだすといわれる「パプリカ」でおなじみの小中学生ユニット「Foorin(フーリン)」も出場見込みとのこと。

紅白歌合戦が近づくと、歌手や特別ゲストとして登場する”年少の芸能人が夜何時まで出演できるのか”が話題になります。

「Foorin(フーリン)」がいつ出場するのかも気になるところです。

労働基準法で禁止されている深夜労働

労働基準法では、年少者(満18歳未満の者)、中学校卒業前の児童(満15歳に達した日以後の最初の3月31日が終了するまでの者)の深夜労働を禁止しています。

 

(深夜業)
第六十一条
使用者は、満18才に満たない者を午後10時から午前5時までの間において使用してはならない。
使用者は、児童を午後8時から午前5時までの間において使用してはならない。

 

労働基準法の規定に従うと、その出演者が17歳であれば午後10時まで、10歳であれば午後8時までの出演ということになります。

しかし、この禁止規定が適用されるのはその出演者が”労働者”である前提です。

一方で、その出演者が”労働者”ではなく表現者”とされる場合は、労働基準法の禁止規定の適用がないため、深夜における出演も可能です。

この”労働者か表現者か”の判断基準になっているのが「芸能タレント通達」というものです。
俗に「光GENJI通達」と呼ばれます。

芸能タレント通達(光GENJI通達)とは

俗称の由来となった光GENJIとは、ローラースケートで滑りながら歌うという目新しい演出もあって、1980年代末に超絶人気を博したアイドルグループです。

当時は夜の生放送の歌番組(ベストテンやトップテン)がお茶の間に大人気で、光GENJIも度々ランキング入りし、出演していました。

しかし、メンバーの中にはまだ中学生のメンバーも含まれていたのです。

ベストテンやトップテンは夜8時台の生放送です。
中学生のメンバーは基本は出演していなかったのですが、特番などでは出演することもありました。

その出演が「労働基準法に抵触するのでは」という議論が契機となり、発出されたの”芸能タレント通達”です。

その内容は、契約形態個人の人気度報酬拘束性などの判断基準に照らして、”労働者か表現者か”個別判断するというものです。

具体的には、以下の4要件を全て満たす者は、労働基準法第9条の「労働者」に該当しない、とするものです。

  1. 当人の提供する歌唱、演技等が基本的に他人によって代替できず、芸術性、人気等当人の個性が重要な要素となっていること。
  2. 当人に対する報酬は、稼働時間に応じて定められるものではないこと。
  3. リハーサル、出演時間等スケジュールの関係から時間が制約されることはあっても、プロダクション等との関係では時間的に拘束されることはないこと。
  4. 契約形態が雇用契約でないこと。

 

端的に言えば、有名で、人気があって、高額なギャラが発生している芸能人は労働者ではなく、その逆であれば労働者ということです。

テレビ局による自主規制

それでは、紅白歌合戦に出演するような有名なアイドルグループのメンバーや特別ゲストの人気子役はどうでしょう。

「芸能タレント通達」に照らすとおそらく”表現者”であり、”労働者”に該当しない可能性が高いかもしれません。

しかし明確に線引できるものではありません。

そこで現在は、後々にもめることがないように、出演してもらう側のテレビ局の自主規制で、念の為、年少の芸能人は夜遅い時間には出演させないという対応をすることが多いようです。

過去の芸能子役、Foorinはいつ出場?

過去にも、人気子役の「こども店長(当時8歳)」さん、「崖の上のポニョ(当時10歳)」さんが出演したことがありましたが、午後8時以前の出演という対応でした。

今年のFoorinも8時前の出演になるでしょうね。

今年、もしお茶の間で紅白歌合戦をご覧になる際は、そんな豆知識を披露してみるのもよいかもしれませんね。

それでは、よい年末をお過ごしください。

執筆/資格の大原 社会保険労務士講座

金沢 博憲金沢 博憲

時間の達人シリーズ社労士24」「経験者合格(旧上級)コース」を担当致しております。
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