皆さんこんにちは。
金沢博憲(社労士24 担当講師)です。
2023年社労士試験に合格された皆様からの合格体験記をご紹介します。
合格体験記は11月30日までに募集中です。応募フォームは→こちら
今回は”カギナエ”様からお寄せ頂いた体験記です。
誠にありがとうございます。
プロフィール
【プロフィール】
40代 男性
人事総務の経験なし
【得点状況】
2022年度 選択32 択一41
2023年度 選択34 択一51
【利用のコンテンツ】
社労士24プラス直前対策 ※結果的に直前対策は一切手を付けず・・・
トレ問アプリ
秒トレアプリ
厚労省・年金機構・健保協会等のHP
学習方法
【学習計画の立て方】
初年度は約半年の独学でいい線いったので、このまま独学で進めて行こうか迷いましたが、時短&効率化のため、社労士24を受講しました。
緻密な学習計画なるものは作らず、1科目3日から1週間程度で回すようなイメージで1か月で全科目回すことを目標に最後まで突入しました。
細かいスケジュールを立てても、仕事・育児・体調不良等、イレギュラーは発生することを前提に、1か月で全科目やるという、ややキツイけど、比較的緩い計画にしました。
計画当初はそこまで思いが至っていませんでしたが、仮に直前期に何かあっても全科目複数回回しているという状況になり、精神衛生上よかったと思います(結果的に大きなトラブルなく試験当日を迎えられましたが)。
【勉強時間の作り方】
机に向かって勉強することはせず、通勤の電車内(往復30分程度)で社労士24を聞きながら、トレ問アプリと秒トレをやりました。 また、徒歩の際(往復30分程度)にも社労士24を聞いてました。食事中もできるだけトレ問アプリと秒トレをやりました。
基本的にまとまった時間を勉強に充てることはせず(できず)、時間があればスマホを触るということをしていました。
【1日平均の勉強時間とトータルの勉強時間】
平日 1日平均2時間程度 休日 1日平均3時間程度
2年目トータル 750時間程度 (1年目トータル300時間程度)
【回転数】
社労士24 全科目 15回程度音声聴く(倍速含む)画面を見たのは2回くらい
択一式トレ問アプリ 全科目10回以上 間違えた問題は20回以上
最終的に過去10回の平均正答率は91%、50%以下の問題は3問までになりました。
テキストの択一式トレ問は一切やりませんでした。
選択式トレ問はパラパラ1回眺めた程度です。
秒トレはトータル10,000問超 全科目100.0%を維持するようにしていました。
【一番苦労したことと解決した方法】
自宅に勉強スペースがないため、机に向かって紙を広げて読んだり書いたりまとめたりする勉強をすることはできませんでした。
図書館や自習室を使うこともしませんでした。
育児や仕事があり、まとまった勉強時間を作ることは諦め、隙間時間の積み重ねをすることに徹しました。
勉強のために早起きや夜更かしすることは、やら(でき)なかったです。
また、勉強のために、家族・仕事・イベント・旅行等を犠牲にすることは極力せず、移動時間の電車や新幹線のなかで、アプリをやっていました。休日にでかけると勉強時間がなくなるとは考えず、逆に移動時間に勉強できる、移動したら遊べると前向きにとらえていました。
【選択式の勉強方法】
ほぼ毎日秒トレ30問以上解きました
また、トレ問アプリで択一解く際に、選択式を意識しながら解きました
統計・白書対策はコスパ・タイパが悪いと考え、特化した勉強はやりませんでした。
判例は択一知識と論理力で取れると割り切り、こちらも特化した勉強はしませんでした。
選択式は、選択肢を見ずに解答を考えるのが試験勉強の王道のようですが、私は、選択式は答えが必ず選択肢の中にあるから、選択肢を先に見てから問題を解くことにしていました。
【勉強内容】
・5月まで(直前期の前)
前年に一通りのインプット・アウトプットはやったので、1か月に全科目の社労士24(今年度配信前の科目は前年度の講義)の音声を通勤時間中に聞き、トレ問アプリ・秒トレアプリも1か月で全科目回しました。この段階で「知らない」ことはなくし、「わからない」・「忘れた」段階まで持って行くことを意識しました。
また、問題の解説をインプット教材として使うことを心掛けました。
解説だけで理解が及ばなかったり、わからないことや確認したいことがあれば社労士24の紙テキストは開かず、電子でみたり、厚労省等のHPを確認し、スマホ上での勉強をしました。
年明けくらいから順番に問題を解くのも飽きてきたので、科目ごとのシャッフル出題で問題を回しました。
・5月~7月(直前期)
引き続き1か月全科目回していましたが、科目ごとのシャッフルも飽きてきたので、全科目シャッフルでひたすらアプリをやりました。紙だとできないので、シャッフルはとてもよかったと思います。
まとまった時間や場所の確保が困難だったことから、模試には手がつけられなかったです。
また、全科目1か月で回す関係上、統計・白書等の個別対策は諦めました。
・8月(最直前期)
1週間で全科目シャッフル、計4回転しました。
このときには、反射で問題が解けるくらいになっていました(もちろん単なる答えの暗記ではなく理由も含め)。
最直前期だからといって、勉強時間はほぼ変わりませんでしたが、中身は濃くなったと思います。
メッセージ
【受験生の方へのメッセージ】
時間や場所が限られており、アウトプットに特化した勉強をし、また、ほとんど紙を使わず、スマホ上での勉強で合格することができました。テキストへの書き込みはできないので、一切しませんでした。
向き不向きはあると思いますが、紙のテキストを用意する時間や書き込む時間も、積み重ねれば結構な時間を取られますが、スマホなら5秒もあれば、勉強始められるので有用だと思います。
こんな勉強方法もあるんだなと思っていただければ幸甚です。
【その他ご感想など】
様々な合格体験記を読み、社労士試験のキモは選択式だと自分の中で認識していました。
そのため、トレ問アプリをする際も選択式を意識しながら問題を読んだり解説を読んだりしました。
ただ、今年の厚生年金保険法の選択式の地方厚生局長-地方厚生支局長は最後の最後まで悩みました。反射的に財務大臣-国税庁長官が浮かび、マークまでしたのですが、違和感があり、全力で考えました。
ここでの回答で落ちるかもしれないという何ともいえない感情と戦い、当初の回答を変更し、結果的に賭けに勝ちました。
タスキ掛けで1点をとりに行き3点確保するかも迷いましたが、残り3問で2点取れる確証がなかったので、本当に紙一重だった思います(結果的に4点確保できましたが)。
選択式3点の重みを再認識しました。
「自分の時間が少なく、飽きっぽく、集中力が長続きせず、一度聞いたことはすぐ忘れ、やる気がでずに、隙あらば寝転びたい」という金沢先生の言葉を目にしましたが、正に自分と同じであり社労士24を受講してよかったと思いました。
改めて御礼申し上げます。ありがとうございました。
その他の合格体験記
その他の合格体験記は下記のリンク先でご覧いただけます。
『資格の大原』ブログ 社労士の「社労士合格体験記」の記事一覧です。「社労士」といえば『資格の大原』。社労士試験の合格率、難易度、勉強方法、勉強時間、独学について、「時間の達人シリーズ社労士24」の評判などをご紹介します。資格の大原 社会保険労務士講座 専任講師 金沢博憲が担当しています。
執筆/資格の大原 社会保険労務士講座
「時間の達人シリーズ社労士24」「経験者合格コース」を担当致しております。
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