2025年社労士試験合格体験記(30)「スキマ勉とながら勉で勉強時間を確保」

皆さんこんにちは。
金沢博憲(社労士24 担当講師)です。

2025年社労士試験に合格された皆様からの合格体験記をご紹介します。

今回は夏美からお寄せ頂いた体験記です。

誠にありがとうございます。

#社労士24 #経験者合格コース #社労士合格体験記

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プロフィール

50代女性、一般企業の非正規労務職(フルタイム勤務)

【社労士を目指したきっかけ】

コロナ禍で雇止めとなり、再就職で未経験ながら労務の仕事に就くことができました。
給与計算検定2級に合格した後、当時の上司から受験を誘われたのがきっかけです。
コロナ初年に中学に入学した娘がスマホ漬けになってしまっていたため、娘に勉強してほしいと思い、それにはまず自分が大変な勉強をしようと思ったのもあります。
また65歳以降もガンガン働きたいと思っていたので、独立開業できる資格であることも魅力でした。

【得点状況】

R4 選択31、択一38
R5 選択28(雇用/労一/厚年2)、択一40
R6 選択27(健保2)、択一46
R7 選択33(5/3/5/3/4/5/3/5)、択一46(5/9/6/6/4/8/8)

【利用のコンテンツ】

R4 他校
R5、経験者合格コース(通信)+社労士24
R6 必勝リスタート講座、経験者合格コース(通信)+社労士24
R7 社労士24+社労士合格コース(通信)
ほか秒トレ、トレ問アプリ(苦手科目のみ)、判例100、他校の模試、金沢先生のX問題、youtube「図解でわかる 社労士講座」、シャロスタ等

R6の本試験が終わった時に、今までと同じことをしていては受からないと思ったこと、最後までテキスト読みができなかったこと、高校生になっていた娘から「自分の受験や生活のサポートをしてほしいから社労士試験はもうやめて」と言われたことから、時短&基本知識をガチガチに固めるため社労士24をメイン+社労士合格コースにすることに決めました。

机に向かう勉強の時に社労士24を視聴し、社労士24のテキストだけを使いました。
社労士合格コースは全て「ながら聴き」でした。
講義視聴の時間が大幅に短縮されたことで、それまで2年間手を付けられなかった選択トレ問をする時間が生まれました。
また理解が浅かった単元のみ、社労士合格コースの中亭先生の通学講座で理解を深めました。

手が使える隙間時間にはトレ問や秒トレのアプリで問題を解いていました。
トレ問アプリはメモ機能があるので、間違えた理由をメモに書いてスクショして溜めておき、まとめてテキスト確認するときにテキストに注意点を書き込んでいました。
また、数回回したところで正解率100%以外の問題に絞って解くなど、不得意な箇所にフォーカスできるのも良かったです。

【学習計画の立て方】

社労士24の配信スケジュールに合わせて講義視聴とトレ問(択一、選択)を1周終わらせたあと、社労士合格コースの配信スケジュールに合わせて確認テストまで1週間ほど時間があったので、その間に択一トレ問をもう1周していました。

毎週日曜日に、その週のタスクを洗い出して手帳に書き出していました。

書くことでやるべきことが可視化され、全てできなかったとしても前進に繋がりました。

【勉強時間の作り方】

机に向かう勉強時間は、早起き・朝家事が終わって在宅勤務を始めるまでの時間・昼休み、がメインでした。
週末に遊びの予定はほぼ入れず、基本は勉強(と家事)でした。
あとは隙間時間でスマホアプリで問題を解く「スキマ勉」、家事をしながら講義動画の音声を聞く「ながら勉」です。

【1日平均の勉強時間とトータルの勉強時間】

机に向かう勉強は平日は1日1時間程度、週末は1日4-5時間程度、R7は合計500時間程度(純粋な勉強時間のみ。机に向かっていても集中できてない時間を除く)。

上記のカウント外で、中亭先生の「30秒あれば勉強する」というお言葉の基、いま1分ある!と思ったらアプリで問題を解きました。

料理で手がふさがってるときはネックスピーカーで講義を聞き、煮込んでいる鍋を見守る間はアプリで問題を解きました。

途中からは防水ワイヤレススピーカーをお風呂に持ち込んで、お風呂でも講義動画を聞いていました。直前期は昼食や夕食を食べながらyoutubeの解説動画を見ていました。

【回転数】

社労士24は配信スケジュールに合わせて1回転+苦手科目のみ早い段階で前年の講義視聴のほか、年末年始やGW、直前期にその時必要だと思う科目を中心に回転しました。
合計で3-4回転ぐらいだと思います。

最初は普通の再生速度でも早すぎてついて行けませんでしたが、直前期にはゆっくりだと感じるようになりました(でも倍速では聞けなかったです)。

社労士合格コースは基本1回転ですが、理解の浅い箇所だけ数回聴いたところもありました。

【一番苦労したことと解決した方法】

択一トレ問の正解率が90%を超えても確認テストで6-7割しか取れなかったことです。

国民年金で択一トレ問の正解率が98.9%になった時に確認テストで19/20を取れたので、このレベルまでやりこまないといけないのだということを痛感し、合格のレベル感を実感できた気がします。

【選択式の勉強方法】

選択トレ問、秒トレ

選択トレ問はテキスト掲載ページが書いていないので、自分で探して抜かれた言葉をテキストで確認しマーカーを引いていました。

直前期には巻末にある過去問に取り組み、本試験でどのような抜かれ方をするのか、何を問われるのかを意識しました。

秒トレは12月までにオールグリーン1回、その後は2ヶ月でオールグリーン1回を目安に取り組み4月までに計3回。

秒トレばかりやっていたら択一対策が疎かになってしまったため、その後秒トレは統計対策で労一を中心に不得意科目のみやりました。

【勉強内容】

・5月まで
 基本的には大原の配信スケジュールに合わせた勉強
 年末年始やGWなど長期休みに全科目一周(実際、全科目一周はできなかったので、その時に必要な科目を優先)
 板垣先生の朝の自習室「イタチャチャハウス」に開始当初から参加していましたが、3月に板垣先生が暗記のために始めた「イタパン」をきっかけに、暗記ができなくて放置していた項目や、ごちゃついていた項目を紙にまとめて暗記することに取り組みました。

ここで苦手を払拭する術を学んだ気がします。「4年目の自分がごちゃついて覚えられないのだから、そういう項目が狙われるに違いない」と思い、直前期に再度見直しをしました。

実際、模試や本試験で出題されたものが多かったです。

・5月~7月(直前期)
 基本的には大原の配信スケジュールに合わせた勉強
 模試(大原2回+他校4回)の復習・解き直し
 金沢先生のX問題で間違えたのをスクショしておいたものを専用の小さいノートに転記して確認

・8月(最直前期)
最後の模試の復習・解き直し

毎日全科目に触れる:7月下旬から、大原のweb択一問題集で毎日全科目5問~20問ずつ解きました。

アプリに比べると反応時間が長いため、それまであまり使っていませんでしたが毎日全科目に触れることができたのはweb問題集のおかげです。

テキスト読み:社労士24テキストは図が多いので、イメージをそのまま焼き付けるようにしました。またテキストが薄いので「テキストに載っていることで知らないことはない」と思えたことが、本試験2-3日前のメンタル安定に役立ちました。

1点を取りに行く勉強:最後の1週間は「1点を取りに行く」ことを考え、安衛法と徴収法を1周しました。安衛法は前年択一が0/3で伸びしろが大きいと思ったことと、選択の割れが怖かったこと、徴収法は労災雇用の割れ回避のためです。

結果、安衛法は2/3、徴収法は6/6得点できました。労基が3/7だったので安衛法で救われました。

350肢チャレンジにも参加しました。
本試験1週間前はいつも焦って何をしてよいかわからなかったので本当に助かりました。

【受験生の方へのメッセージ】

R5の受験では、それなりに勉強したのに択一が前年から2点しか伸びず、年金2科目は1点も伸びませんでした。その後、社労士24フェスで金沢先生から「毎日年金です!」と言われ、トレ問アプリに課金して年金2科目で計6000問弱やりこんだところ、3回目で大きく点数を伸ばすことができました。

アプリは反応時間が速く、短時間でもたくさんできるので、択一の点数を上げたい方にはトレ問アプリがおススメです。

多年受験生の方は、できていることも多いと思うので、苦手な項目や科目をなくすことを最優先に着手することをお薦めします。

勉強しながらも「自分が社労士試験なんて受かるわけない」という気持ちがずっとありましたが(まだ書類が届いていないので、今でも半信半疑です)、合格できたので、自分を信じて頑張ってください!

【本試験中に気をつけたこと・感じたこと】

最初は順番通り労基から解いていましたが、R5の選択式の労基がわからず焦ったので(結果的には労基は割れませんでしたが)、R6受験に向けた模試で厚生年金から解き始めることを試し、良かったのでその後は厚生年金から解いていました。

問題を解くときは見直ししないことを前提に、丁寧に解いていました。

わからない問題は問題用紙の角を折ってあとから戻って解くようにし、時間を節約しました。

見直しは「正しいものを選ぶ」設問で〇を選んでいるか、という点とマークミスだけを見直すようにし、問題を再度考えることはしませんでした。

そのため「見直しの時に答えを変えたことで失点した」ことは一度もなかったです。

組合せ問題で次ページにまたがっている時に〇と×を間違えて答えてしまうことが多かったので、組合せ問題は特に気を付けて見直していました。

【その他ご感想など】

R5の受験では択一が40点に届いたものの前年から点数も伸びず、選択も3科目割れて不本意な結果でした。
そのため自分への戒めとしてXの固定投稿に結果の写真を載せました。

R6受験も同様にしましたが、いつでも見られるところに点数の写真があったのはとても良かったです。
結果的に択一が割れたことは一度もなかったのですが、R6では択一労災が4点(労災2/7、徴収2/3)だったので、択一でも割れる可能性があるという危機感を常に持つことができました。

よく合格体験記で「本試験の直前に全てが繋がった」と書かれている方がいますが、私はそのような感覚を持つことができず、合格できる気がしませんでした。
ですが、合格することができたので、そのような感覚を持つことができなくても自信を持って良いと思います。

試験が終わったらさぞ暇になるかと思いきや、全く暇になりません。
それまで自分が如何に隙間時間を使っていたかということを実感しました。

何もしなければ何となく過ぎてしまう時間を使って合格を成し遂げられたことは、本当に良かったと思っています。

金沢先生、ナカティ先生、石戸先生、そして板垣先生、本当にありがとうございました。

 

その他の合格体験記

その他の合格体験記は下記のリンク先でご覧いただけます。

執筆/資格の大原 社会保険労務士講座

金沢 博憲金沢 博憲

時間の達人シリーズ社労士24」「経験者合格コース」を担当致しております。
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