2025年社労士試験合格体験記(51)「最短距離でなければダメなわけではない」

皆さんこんにちは。
金沢博憲(社労士24 担当講師)です。

2025年社労士試験に合格された皆様からの合格体験記をご紹介します。

今回はシャラン様からお寄せ頂いた体験記です。

誠にありがとうございます。

#社労士24 #経験者合格コース #社労士合格体験記

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プロフィール

40代男性、経理職、妻と子供2人の4人家族です。

【社労士を目指したきっかけ】

職場で就業規則改定作業の補助を依頼され、せっかく勉強するなら形にしてみようと思ったからです。

【得点状況】

R3 24/49 (×選択厚年2点)
R4 34/43 (×択一労災3点)
R5 32/55 (×選択社一1点)
R6 34/48 (×選択健保2点)
R7 選択35(5/3/5/4/5/5/4/4)/択一50(5/6/6/8/8/8/9)

【利用のコンテンツ】

全て通信で受講しました。

R3 社労士24+直前対策
R4 経験者合格コース+社労士24+トレ問アプリ
R5 経験者合格コース+社労士24+トレ問アプリ
R6 社労士24+経験者合格コース(資料通信)+トレ問アプリ
R7 社労士24+直前対策

その他、R5~7は「イラストでわかる労働判例100」を使用しました。

【学習計画の立て方】

今年は、
・勉強開始(4月中旬)~6月中旬の2カ月で全科目講義と択一の過去問を1回転
・全国統一公開模試1回目(7月上旬)までに統計・白書対策、択一過去問で間違えた・不安な問題の解き直し
・全国統一公開模試2回目(7月下旬)までに判例対策、択一過去問で間違えた・不安な問題の解き直し、#神まとめを活用し科目横断比較が必要な項目で不安な箇所を中心に復習
・本試験2週間前までに択一・選択の直前対策演習
・本試験までの最後の2週間でテキスト読み全科目、択一過去問で間違えた・不安な問題の解き直し、判例・統計・白書浅く広く触れる、選択本試験過去問のみ通読

【勉強時間の作り方】

勉強時間にはカウントしませんでしたが、とにかく隙間時間に社労士24の音声を聞き(ながら学習)、基礎学力のキープを心がけていました。

また、テキストへの書き込みについて、2年目まではテキストに書き込んでいましたが、3年目からは次年度への移植を想定して全て付箋に書きました。
5年目の今年は(正直、合格まであと数年かかると考えていたので)さらに移植しやすいようにiPad+ノートアプリ(Goodnotes6)で、ペーパーレスで学習しました。
結果的に、問題演習で気になったところはすぐにスクショして貼り付けできたり、科目横断学習や検索の時間短縮にもなり、その分、アウトプット学習に時間を割くことができました。

【1日平均の勉強時間とトータルの勉強時間】

勉強時間は1年目から順に、638、637、536、302、258時間でした。

【回転数】

学習計画の立て方と重複するので割愛します。

なお、受験1〜3年目は択一トレ問アプリ5〜10回転とか、択一トレ問はとにかく回転させていました。

【一番苦労したことと解決した方法】

苦労したのは、あと一歩で不合格になった後、受験を継続するために気持ちを立て直すことです。

もともと、試験の大変さをきちんと理解せずに短期で合格する前提で勉強を始めたので、受験期間が長くなるほど、合格したい気持ちと、家族や自分が勉強以外にやりたいことに充てる時間を犠牲にして勉強することとの間に葛藤が生じていきました。

解決方法として、学習開始時期を年々後ろ倒しにし、短期集中型で継続しました。
12月→1月→3月→4月→4月と、年々遅くなっていきました。
また、気持ちの面でも5年目は「今年絶対に受かる」ではなく「受かるまで10年かけても受け続ける」という気持ちで勉強を続けました。

【選択式の勉強方法】

選択式は失敗続きだったので正直参考にならないと思いますが、以下の方法で選択式の総合点は伸びました。

・統計・白書については直前対策講座で金沢先生が触れているところに絞って、模試に合わせて各1回転、直前期に2〜3回転

・判例対策は、3〜5年目は「イラストでわかる労働判例100」で行いました。
大原のテキストのどこの話なのかを、相互にリンクさせて常に意識していました。加えて、出題が予想される最新判例については別途フォローしました。

統計・白書と判例は、とにかく択一を早めに合格ラインに乗せて、直前期に時間を割けるようにすることが大切だと思います。
それ以外は、択一の勉強をしっかりすることが対策になると思います。
社労士24のみで勉強する場合は、選択トレ問をしっかりやれば足りない部分を補完できるので、活用するとよいと思います。

【不合格だった年の原因と今回変えたこと】

不合格の細かい原因は色々ありすぎて書ききれませんが、根本的な原因は勉強量不足です。
加えて、私の場合、最直前期に詰め込みすぎ、かつ緊張しすぎて、1〜4年目は試験前日に一睡もできませんでした。

合格した年は、最直前期の勉強量を意図的に減らし、試験前日になんとか4時間くらい寝ることができました。

試験で最後まで戦うために、健康管理、大切です。

【勉強内容】

今年は、社労士24の内容のアクティブリコール(白紙の紙等に見出しや要件等を思い出しながら書き出す)に時間を割きました。
限られた時間で基本をガチガチにするために効果があったと思います。
他は、最近の試験の傾向から判例対策には他の受験生よりも力を入れていたと思います。

【本試験中に気をつけたこと・感じたこと】

択一については、本試験で全科目4点確保できた手応えがある年が1回もありませんでした。
予定通りに解き進められなくても最後まであきらめず、模試では何だかんだ点数がとれていたとしても決して気を抜かず、しっかりと解き切るしかないと感じました。

【受験生の方へのメッセージ】

受験2年目に不合格だったことが一番ショックでした。
試験翌日に家族の前で(選択式が手応えありだったので自信満々で)自己採点して、まさかの択一割れで、自分でもビックリするほど泣きました。

昨年は、金沢先生が講義で話すようなまさかの失敗を、本番の選択式で犯してしまって自ら合格を手放してしまい、悔しいを通り越して笑ってしまいました。

資格試験なので、無駄な努力や苦労をしないで、早く合格するに越したことはありません。
これから志があって勉強を開始して真っ当な努力する方が、少しでも早く合格されることを心から願っています。

ただ、最短距離でなければダメなわけでもありません。
私はあと一歩で不合格を繰り返し、一番勉強しなかった年に合格しました。
あと一歩だった方、沢山いらっしゃると思います。

特に択一で合格レベルより上まで来ている方、続ければ合格できる可能性は高いと思います。
勝つまでやれば負けたことにはなりません。
気持ちの整理がついたら、先を考えてみてください。

【その他ご感想など】

社労士試験は、択一が合格レベルに達していれば、いつか合格できる試験だと思います。
確かに選択は運に左右されることもあると思います。
一方で、短期間に集中して努力すれば運に左右される確率を限りなく低くすることも可能だと思います。

受験の目的や取り巻く環境から逆算して、1年間で圧倒的な努力をするのか、細く長くてもよいのでコツコツ積み重ねるのか、考えながら受験に臨むと挫折しにくいのかな、と思いました。

合格できる教材とカリキュラムを用意してくださった資格の大原のスタッフの皆様、最後まで伴走してくださった金沢先生、本当にありがとうございました。

 

その他の合格体験記

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執筆/資格の大原 社会保険労務士講座

金沢 博憲金沢 博憲

時間の達人シリーズ社労士24」「経験者合格コース」を担当致しております。
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